[コラム]初心者の方向けホームページ制作の流れ
ホームページ制作の流れを初心者の方に向けて簡単にご紹介いたします。
■サイトコンセプトとデザイン案
まずはじめに、どんなサイトにするかを明確にしましょう。
ホームページで誰に何を伝えるのか。
「誰に」では、ユーザーとなる人の年齢や職業などを具体的にイメージしてみてください。
「何を」では、ユーザーに伝えたいこと、このホームページを作成する目的を決めましょう。
それらが決まれば、ある程度デザインの方向性も固まります。
イメージがなかなか沸かないときには、自分が作りたいものと似たホームページを探して参考に見てみるのもいいかもしれません。
大まかなイメージができ上がったら、より具体的なコンセプトを作りましょう。
「かっこいい感じ」とか「おしゃれな感じ」など抽象的なままでは、具体的なデザインを作る過程で迷走してしまうことがあります。
作り上げたいイメージをできるだけ明確な言葉で伝えられるようにしましょう。
例えば、「高級志向のホテル」のホームページのコンセプトでは、
- 和モダンでエレガント、優雅な時が流れる粋な空間
- 地中海リゾート感が漂うデザイナーズホテル
- 一味違った異世界を堪能する古都のリゾート
など、同じ高級志向でも方向性はさまざまです。
コンセプトが固まったら、デザイン案の作成です。
デザイン案の段階で、配色やナビゲーション、レイアウトなどホームページで必要な各要素ついて検討していきます。
実際にどの程度のテキスト量が入るのか、写真のサイズや何枚使うか、など具体的に決めていきます。
なるべくデザイン案の段階で細かなところまで詰めるのが理想です。
デザイン案で決定された事項の後からの変更は、制作全体の混乱を招くもとになります。
■サイトマップ
ターゲットとなるユーザー層とホームページの目的が固まったら、次は、ホームページの構成を作ります。
サイトマップというホームページの概略図で、全体の構成を把握します。
ユーザーに分かりやすく伝えるために、どこに何を配置すればいいのかといった導線を決めていきます。
サイトマップの種類と作り方:ASCII.jp
https://ascii.jp/elem/000/000/641/641905/
■掲載コンテンツの用意
サイトマップが決まったら、掲載する内容を用意します。
写真やテキスト情報、必要なら動画やPDFファイルなども準備しましょう。
掲載コンテンツ作成については、下記の記事も併せてご覧ください。
■HTML・CSSコーディング
デザイン案とサイトマップが出来上がったら、コーディング作業に入ります。
デザイン案をWEBブラウザで表示できるようにHTMLとCSSで組み立てます。
コーディングの後でデザインの変更が入ると作業工数が膨らんでしまいます。
変更内容によっては追加費用が発生する場合もありますので、デザイン案の段階で十分検討することが大切です。
■CMS(コンテンツマネジメントシステム)
運用方針によっては、CMSを使うという選択肢もあります。
CMSを使えば、ブラウザだけでホームページを更新することができます。
だたし、CMSを構築するための初期費用や月額費用もかかるため、更新の頻度などを考慮してCMSが必要か否かを考えてみましょう。
■サーバーとドメイン
ホームページをインターネット上に公開するには、サーバーとドメインが必要です。
サーバーはレンタルするのが一般的です。
どんなサーバーにするかは、ホームページの規模によって違ってきます。
小規模で個人的なホームページなら、格安レンタルサーバーでも問題ないでしょう。
ビジネスとしてホームページを立ち上げるなら、速度や安定性を備えた信頼のあるサーバーが必要です。
ドメインはホームページの住所表記でもあり名前でもあります。
ホームページの内容に合ったシンプルな名前で覚えやすいものを取得しましょう。
■ウェブサイトの公開と運用開始
テスト環境での確認作業が完了したら、一般向けにウェブサイトを公開します。
苦労して作ったホームページですから、多くのユーザーに見てもらいたいですよね。
そのためには、ホームページの更新をすることが重要です。
常に新鮮な情報を発信すれば、ユーザーが増え活気溢れるホームページになるのではないでしょうか。
2019.10.4
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